HY(エイチワイ)というバンド名は知らなくても、「366日」という楽曲は、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
なんとも切ない想いがあふれる名曲ですよね・・・
HY(エイチワイ)は、今年結成25周年。
2025年1月27日放送の『CDTVライブ!ライブ!』は、HYをはじめ、周年を迎えたアーティストが続々登場。
HYは、名曲「366日」のアンサーソング「恋をして」を披露しました。
HY(エイチワイ)のボーカルは誰?
メンバーは?HYとはどういう意味?沖縄との関係は?
HY結成25周年のライブは?
調べましたので、どうぞお読みください。
HY(エイチワイ)のボーカルは誰?メンバーは?
2024年大晦日の、『第75回NHK紅白歌合戦』に出場したHY(エイチワイ)。
HYは、これが3回目の出場だったそうです。
曲目は、あの名曲「366日」。
もしかしたらテレビの前で、「ああこの歌、この人たちが歌ってたのか~」と認識した人もいるかも・・・
普段、テレビの歌番組は見なくても、紅白歌合戦は家族で見る人も多いようですしね。
「366日」のボーカルをつとめるのは、バンドの紅一点、仲宗根泉(なかそねいずみ)さんです。
伸びやかで張りのある声が、歌詞の切なさを際立たせます。
HY(エイチワイ)のメンバーは現在4人。
新里英之(しんざと ひでゆき) 1983年4月12日生まれ。
ギター、ボーカル担当。
楽曲によってはラップや三線(さんしん)の演奏もします。
通称「ひーで」。
HYのリーダー。
名嘉俊(なか しゅん) 1983年5月10日生まれ。
ドラムス担当。
作詞・作曲時は「TUN」名義を使用しています。
通称「しゅん」。
許田信介(きょだ しんすけ) 1983年7月17日生まれ。
ベース担当。
通称「しんちゃん」。
仲宗根泉(なかそね いずみ) 1983年11月1日生まれ。
キーボード、ボーカル担当。
通称「いーず」。
唯一の女性メンバーです。
メンバー全員、沖縄県うるま市出身の41歳です。(2025年1月現在)
メンバー全員が作詞・作曲を担当しています。
メンバーそれぞれが、楽曲を作れるのは強みですね!
名嘉俊さんと仲宗根泉さんはいとこ同士の関係だそうです。
旧メンバーには、リーダー新里さんと幼なじみの、ギター宮里悠平(みやざと ゆうへい)さんがいました。
残念ながら、病気療養のため、2019年に脱退とのことです。
HY、どういう意味?沖縄と関係あるの?
HY(エイチワイ)というグループ名は、どんな意味なのでしょうか?
HY(エイチワイ)は、メンバーの地元の地名「東屋慶名」(ひがしやけな Higashi Yakena)の頭文字をとったそうです。
おお、読み方がムズカシイ!
中学時代に、新里さん、宮里さん、名嘉さんが親しくなり、一緒にギターを弾いて遊んでいたそうです。
HYのドラム名嘉さんは、「3人ともギターを弾くのは面白くないから、俊はドラムをやれ」と言われ、試しにドラムを叩いたら面白かったそうです。
高校に入り、許田さん、仲宗根さんが合流し、2000年にバンドを結成しました。
HYは、当時は、地元の地名「東屋慶名」(ひがしやけな)がバンド名だったそうですよ。
HY(エイチワイ)メンバーの地元愛を感じますね。
HYは、高校生活の思い出に作った「ホワイトビーチ」が、スタジオスタッフに認められ、音楽の道に進むことを決めたとか。
HYは、ストリートライブを重ねていくうちに、口コミでお客さんが増えていったそうです。
HYは高校卒業後、多くのレコード会社から誘いがあったそうですが、独自の道を進むためインディーズにこだわったようです。
そして、HYがアルバムをリリースすると、インディーズでは異例のミリオンセラーに!
それからは、全国のライブハウスを回るツアーを開催します。
すごい快進撃ですね!
ところが、ツアーと、楽曲制作の締め切りに追われ、当時のHYメンバーにとっては、忙しすぎて、ストレスフルな日々だったそうです。
なにより、地元沖縄に帰れないことが、なにより辛かったようで・・・
地元愛の強いHYにとって、耐えがたいことだったのですね。
後に、「一番メンバー間の仲が悪い時期だった」とインタビューで回想しています。
誰かが「やめよう」と一言発していたら、HYは解散していたかも?
HYメンバーは、かなり追い詰められていたのですね。
だけど、よくぞ踏みとどまって続けてくれました。
HYの名曲「366日」の魅力
HYが、辛い時期を乗り越えられたのは、「次の楽曲をつくりたい」という気持ちがあったからだそうです。
危機を乗り越えたHY。
きっとより良い楽曲を目指し続けたから、名曲「366日」も生まれたのですね。
「366日」は、2008年に、ドラマ&映画『赤い糸』の主題歌に抜擢されます。
『赤い糸』は当時、中高生から圧倒的支持を受けたケータイ小説でした。
「366日」というタイトルは、「365日想っても足りない」という意味が込められているそうです。
ボーカル仲宗根さんは、悲しい恋愛ソングを書くために、当時付き合っていた恋人と別れたのだそう・・・
なんと!
感情に訴えかけてくる歌詞は実体験だったから?
『赤い糸』の主人公が2月29日生まれ(うるう年)というのは関係ないそうです。
偶然にも、主演の溝端淳平さんと南沢奈央さんは、誕生日が366日違いなのだとか!
たまたまだそうですが、リアル『赤い糸』⁈
「366日」は、2024年にも、ドラマ『366日』の主題歌になりました。
こちらは、HY「366日」の世界観に着想を得た、広瀬アリスさんと眞栄田郷敦(まえだごうどん)さんによる、切ないラブストーリーでした。
さらに、2025年1月には、映画『366日』が公開されています。
やはり、HY「366日」をモチーフにした、沖縄と東京を舞台に20年の時を超えて織りなす純愛とのことです。
主演は、赤楚英二さんと上白石萌歌さん。
上白石萌歌さんは、「366日」のカバーも歌っていましたから、感慨ひとしおでしょうね。
それにしても、発表から16年が経った今も、一つの楽曲がいくつものドラマ・映画に使われるとは・・・
HYの「366日」は、想像力をかきたてる魅力あふれた楽曲なのですね。
確かに、何度聴いても感動しちゃいますもんね。
HYは、結成25周年!アニバーサリーライブツアーは?
HY(エイチワイ)は、2000年の結成から、今年25周年を迎えます。
HYは、ストリートライブを原点に大きく成長し、海外でもライブツアーを開催してきました。
地元沖縄では、フェスティバルも主催しているそうです。
HYのフェスティバルは、子どもたちに夢と希望を持ってほしいという想いから、音楽、アート、伝統芸能などを盛り込んでいるとか。
とても素敵ですね。
HYは、2024年秋から、アニバーサリーツアーとして、全国各地のホールでライブを行っています。
2025年に入ってからも、ツアーはまだまだ続くのかも?
HYの公式ページのツアー予定欄に、”and more・・・”の文字がありましたから。
ですが、現在は、詰め込みすぎず、ちゃんと沖縄で心の充電をしながら、ライブもできているようですよ。
今年も、HYらしい、沖縄愛にあふれた企画を色々と計画中なのかもしれませんね。
楽しみに待ちたいと思います。